うつ専門カウンセラー澤登和夫(通称さわとん)の講演、カウンセリング

反響多数:うつ病の息子を支えた母親の体験記(全8回)

【人気講師・講演家への道】12年間大事にしてきた5つのSP

 
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澤登和夫(さわとん)
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12年間、年間約50回講演する中で

ぼくは12年前にうつ専門カウンセラーとして起業しましたが、それから「講演」というのも自分のライフワークになりました。

特に、自治体の自殺対策講演会、ゲートキーパー養成講座、企業のメンタルヘルス研修や

学校の命の授業などに呼んで頂き、お話させて頂いています。

年間約50回、12年間で主催も含めれば800回を超えています。

そして今は、人気講師養成講座を開講し、講師になりたい人のサポートをしています。

ぼくは講師、講演家をするために特別な講座を受けたわけでかありませんが、知らず知らずノウハウやマインドも培ってきました。

枝葉の部分はさておき、それが特にキーワードとして5つあります。

そしてその5つのキーワード全てにSとPが入るんです。

セルフパートナーズ(SP)といって自分との関係性を深めることを大事にしているからこそ、産み出された「5つのSP」でもあります。

人気講師養成講座でもお伝えしていることです。早速行きましょう。

 

1、SIMPLE(シンプル)

ひとつめはシンプルです。SとPが入ってますよね。

なんだかんだ言って、大事なことってシンプルなんです。

講師を始めると色々なことを伝えたくなりますが、枝葉はそれなりにあってもいいですが、幹は基本ひとつ。

幹がありすぎると話を聞いている方としてはわかりにくくなってしまいます。

伝えたいことは何か、ひとつだとしたら何か、講演をする前にじっくり考えてみましょう。

講演中に場の空気で色々脱線するのもとても面白いのですが、その幹の部分だけは忘れないようにしましょう。

 

2、SPACE(スペース)

2つ目はスペースです。

日本語で言えば、間(ま)、空間、ゆとり、ということです。

講師としては色々なことを伝えてあげたくなりますが、あまりギチギチに詰め込み過ぎても、聞いてる方は理解が追いつかず疲れちゃうことが多いんです。

ノウハウや情報の提供じゃなくて、「そこに居心地よくいられること」だって大事な価値なんです。

ギチギチに詰め込むのが受講する方にとっていいのか、そこも受講生をイメージしながら事前に考えてみましょう。

YouTubeとかは切れ目なく猛スピードで伝える動画も多いのですが、講演ではそうじゃなくて大丈夫です。その方が人間性も出ますしね。

スライドを使うのであれば多すぎないか、チェックしてみましょう。

適度にワークや質問コーナーを入れたりするのもいいですよね。

テクニック的にも

「人生で大事なこと、、、それは、、、、、、5つのSPです」

というように間を作ると惹きつけられるというのもありますね。

 

3、SPECIAL(スペシャル)

3つ目はスペシャル。

「特別な」ってことです。「個性的な」ってことでもあります。

自分だからこそ話せる特別なことを講演に盛り込んでいきましょう。

なんて言われると

「自分の話なんかでいいのかな。特別でもないよなぁ」

って最初は思うかもしれませんが、大丈夫です。

みんなが特別な存在ですから。みんながそれぞれ違いますから。

「講演なんて、すごい人にしかできない」なんてそんなことはありません。

確かにノウハウだけを話すのではその人らしさは出ないかもしれませんが(もちろんそれでいい講義もあります)、

例えば体験談を入れたりすれば、もうそれだけで立派なオリジナリティのある講座です。

準備はそれなりに大事だとは思いますが最終的には

「全員が違った存在だから、ちゃんと伝わるんだ」

そう思って壇上に立つことも大事です。

 

4、SHIPPAI(失敗)

はい4つ目は、失敗です。いきなり日本語になりましたね。

でもこれは特に大事です。「失敗」には大きく2つ大事なことが含まれています。

ひとつ目は、

「講演やりながら、色々と失敗しながらいいものにしていこうよ」

ということです。

講演が最初から立派に話せる人なんて一握りです。

もちろん話すのが上手い下手はあると思いますが、ぼくなんか今でもよく噛みます。決して話が上手いわけではありません。

でも色々と「自分実験」をしながら、トライ&エラーを繰り返しながら、「なんとなくこれでいいんだな」というのがわかっていきました。さわとん流が試行錯誤しながら身についていき、少しずつ自信もついていきました。

この話は反響あるだろうな、受けるだろうな、と思ったことが全然受けなかったこともあります。

逆に受講生の皆さんにある程度伝わってはいるけど、なんか自分では違和感があるな、ということも出てきます。

そんなことを繰り返しながら、自分本来のものになっていきます。

失敗無しに自分らしいポイントがわかるなんてことはありません。

2つ目は、

講演の中で「失敗談」を話すということも大事です。

成功体験もいいですが、失敗談ってやっぱ聞いてる方は面白いし身近に感じたりしますよね。

テレビで人気番組になったしくじり先生とかもそうですね。

人生で失敗した話、失恋の話、奥さんに怒られた話、お金を落としちゃった話、、

そんな失敗談を最初はちょっと意識して入れてみるのもいいと思います。

 

5、SUPPONPON(すっぽんぽん)

さぁ最後は、、、すっぽんぽん、でした(笑)

まぁいきなりこの言葉かい〜、って感じかもしれませんが、この言葉ぼくは大好きなんです。

まぁ素のまま、ありのまま、といった感じでもありますが、すっぽんぽんの方がわかりやすいというか。。

ぼくは、SPPと呼んでいます。

要は、そのまんまの自分で伝えれば大丈夫だよ、ということです。

準備はそれなりに大事ですが、最終的に壇上に立つ時は武装しすぎずにそのままの自分で話した方が伝わるものです。

大丈夫です、そのままで大丈夫です。

そのままで出る。そうしたら必ずみんな、何かを感じてくれます。

自分では「えっ、そこ!?」って思うところが響くこともあるんです。

そのままで行けば、SPPで行けば、必ず伝わるので大丈夫ですよ。

自分を信じて伝えていきましょう。

 

まとめ&YouTube

人気講師への5つのSP、いかがでしたか。

1、シンプル

2、スペース

3、スペシャル

4、失敗

5、すっぽんぽん

でした。

この5つだけ意識して高めていけば、人気講師に近づくことは間違いありません。

実はこの5つは、人生で大事なことでもあります。

講師としての成長と、人生の成長ってとてもリンクするんですよね。

だからぼくは、講演も講師サポートもやめられないみたいです。

 

YouTubeでもこの内容のことをお伝えしています。動画や音声で再度聞くとまた違う気づきもあると思います。

 

 

著書です。こんなことを講演会で話したりしています。

人生をやめたいと思ったとき読む本  (東洋経済新報社)

 

 

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