4ヶ月半ぶりにゲートキーパー 講演会・研修再開。管理職向けメンタルヘルスで大事な3つのこと
新型コロナ観戦拡大の影響で、3月以降の講演会・研修は全て中止、または延期となりました。
(おかげさまでキャンセルになった全ての講演会や研修は、改めてご予約を頂きました)
最後の講演会は2月22日でしたので、その時以来約4ヶ月半ぶりの講演会・研修となりました。
今回の研修は、神奈川県湯河原町からご依頼を頂きました。
数週間前に担当の方と電話でじっくりお話しました。
自殺対策のゲートキーパー 研修会でもありますが、あまりそれを意識せず職場のメンタルヘルス研修として、部署の職員のメンタルヘルスに寄与する研修を実施することになりました。
今回はコロナのこともあり、フェイスシールドを付けてお伝えしました。写真で見るとちょっと光が反射して見えますが、参加された方はすぐに慣れて違和感はなかったそうです。ちなみにぼく自身としては、マスクよりも声が通って話しやすかったです。マスクで長時間話すのは結構しんどいです。
管理職向けのメンタルヘルス研修では、大枠として次の3つの大切さをお伝えしています。
- (部下)一人一人への個別ケア
- 快適な職場の雰囲気作り
- 自分自身のセルフケア
です。
それぞれについて、座学、ぼくのうつ体験談、ワークを交えて研修を行いました。
今回は担当者さんのとのやりとりも踏まえ、特に「ほめる」「笑顔」「認め合う」という大事さを意識してお伝えしました。
その中で印象的だったのが、この「ほめほめワーク」です。
簡単に言えば、3、4人のグループになって1分間自分の部署について話す、それ以外の人はその方の話し方、表情、声、言葉遣い、そして内容についてなどよかった点を終わってから話す、ということだったのですが、これが想像以上に盛り上がりました。
終わってから担当者さんも話していましたが、管理職になると立場上、ほめられる、ということが極端に減ります。むしろ、上司からも部下からも厳しいことを言われることが多くなり、自分にも厳しく周りの人にも厳しくなりがちです。
そんな中で久しぶりに「ほめられる」という体験をして、笑顔も多く見られました。
人は群れをなして生きていく生き物であり、誰だって、認められたい、ほめられたい、といった「たい」を本能的に持っていると言われています。
そんな意味でも、久々に「ほめられる」という経験が、今後の管理職として、そして町の職員として大事にすることを考えるきっかけになったり、ちょっとしたエネルギーになったなら幸いです。
参加された方から頂いた感想を見せていただきましたが、このようなことが多かったです。
- 自分自身が、余裕を持つことの大事さ
- 部下の変化に気づけるような日頃からのコミュニケーションの大事さ
- 今日のワークを職場でやってみようと思う
- 話しやすい職場作り
- 気づきの大切さや、ほめることの大切さを考えていきたい
- 自分をケアできれば、周りの人もケアできるのでは
などなど、色々な気づきを得て頂きました。
- 「重いテーマだったけど、なんか楽しくて2時間があっという間でした」
この感想も、とても嬉しかったです。
担当者さんも
「いつもとは全然雰囲気が違って、うなずきながら聞いている人が多くてびっくり嬉しかったです」
とおっしゃっていました。
担当者さん、関係された方が一緒に場を作って頂いたおかげさまです。
今回の講演が好評だったこともあり、また9月に湯河原に講演でお伺いすることになりました。その時が楽しみです。
講演会・研修、再開しました
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新型コロナウィルスの関係で、ワークは無しで講演のみでお願いしたい、などリクエストに応じて対応しますのでご希望があればお気軽にお伝えください。
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