うつ専門カウンセラー澤登和夫(通称さわとん)の講演、カウンセリング

反響多数:うつ病の息子を支えた母親の体験記(全8回)

【講演会の内容】ゲートキーパー5つの役割(番外編)”自己寄り添い力”を高めよう

 
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澤登和夫(さわとん)
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今日は「ゲートキーパー」の役割、番外編です

これまで

【講演会の内容】ゲートキーパー5つの役割(1)気づく

【講演会の内容】ゲートキーパー5つの役割(2)声をかける

【講演会の内容】ゲートキーパー5つの役割(3)聴く

【講演会の内容】ゲートキーパー5つの役割(4)つなげる

【講演会の内容】ゲートキーパー5つの役割(5)見守る

についてお伝えしました。

気づく、声をかける、話を聴く、つなげる、見守る

この5つはゲートキーパーとして大事だと国の基準で伝えていることでぼくも大事だと思います。

そして、12年間活動を続けてきて個人的にこれ以上に大事じゃないか、と思うこともあります。

その中でも一番大事だと思うことを今日はお伝えします。

それは”自己寄り添い力”なるものです。

 

自己寄り添い力とは

「自己寄り添い力」という言葉を聞いたことありますか?

きっと無いと思います。ぼくが作った言葉だからです。

ぼくは「寄り添う」ということの大切さを伝えていく中で、どう寄り添うかの前に「自分が自分に寄り添う」ということの大切さを痛感し、「自己寄り添い力」という名前をつけました。

簡単に言えば、自分が自分に寄り添えるようになれば、目の前の人へもさらに寄り添えるようになります。

自分が自分に寄り添うとは、、

自分が自分を認めてあげることです。

自分が自分に声をかけてあげることです。

自分が自分を満たしてあげることです。

自分に優しい声をかけられるようになると、人にも優しく声をかけられるようになります。

逆に自分に厳しいばかりだと、人に対してもどうしても厳しくなりがちです。

自分に厳しく人に優しく、が理想かもしれません。しかしそうもいかないんですよね。いつもは優しそうな人でも、どうしてもストレスがたまるとその厳しさが他人に対して現れてしまうことが多いのです。

ここで少しワークをしてみましょう。

イメージしやすいようにSPちゃんを使って考えてみましょう。

(SPとはセルフパートナーズの略で、SPちゃんは日本セルフパートナーズ協会の公式キャラクターです)

 

このキャラクター、どちらも自分と考えます。

凹んでいるオレンジの自分に、もうひとりの緑の自分が手をかけて何か伝えている、こんな感じです。

これが自分が自分に寄り添っている感じの一つです。

こんな凹んでいる自分にもうひとりの自分が声をかけるとしたら、どんな声をかけますか。

自分が言われて嬉しい言葉はなんですか?

「大丈夫だよ」「がんばってるね」「明日があるよ」などなど

もちろん自分が思ったことが正解です。

こうして自分に声をかけてあげると、周りの人へも無理なく素直に言葉が出るようになります。

 

こちらはどうでしょう。

自分がやりきった時、ゴールした時、どんな声をかけてあげますか?

これもどんな言葉でももちろん正解です。自分が嬉しい言葉でいいんですから。

こんなことを考えるだけでも少しずつ自分との距離が縮まって自己寄り添い力が高くなります。

それはつまり、周りの人への寄り添い力も高くなるということです。

最後に

自分が自分にプレゼントをあげるとしたら、、何をあげますか。どんな声をかけますか。

チョコレート、お酒、旅行、愛、時間、お金、、、色々とありますよね。

ぜひ想像しつつ、実際にプレゼントを自分にあげてみませんか。

自分を満たすことは、周りの人を満たすことにもつながっていきます。

逆に自分が満たされずに余裕がない中で周りの人をサポートしようとしても、自分が苦しくなってしまい、周りの人も苦しくなる、ということも多いのです。

ぜひ、自分で自分を満たすことも大事にしていきませんか。

 

まとめ &YouTube

自己寄り添い力、耳慣れない言葉だったと思いますが、少し意識してみませんか。

ちょっと自分の声に耳を傾けるだけでも、自己寄り添い力はアップします。

自己寄り添い力が高まれば、周りの人への寄り添い力もアップします。それは雰囲気とかにも出るんですよね。

自分もハッピー、周りの人もハッピー、作っていきませんか。

 

YouTubeでも同じテーマで話しています。きっとブログとは違うヒントがあると思います。

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著書です。

<特に今回の記事におすすめの本>

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