うつ専門カウンセラー澤登和夫(通称さわとん)の講演、カウンセリング

反響多数:うつ病の息子を支えた母親の体験記(全8回)

不安を増大させずに感じにくくする生き方とは

 
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澤登和夫(さわとん)
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不安、多いほうですか。

これを書いている今、新型コロナで環境が変化して不安になりやすい時期で、色々な相談もお受けしています。

ぼくも将来のこととか結構不安になりやすいタイプでした。

サラリーマン時代も給料をそれなりにもらって貯金があるのに将来のことが常に不安でした。

で、今はと言えば、、あの頃よりよっぽど貯金は少ないのに不安は少ないほうだと思います。喜んでいいのかわかりませんが(笑)

今日は、不安を感じにくくする生き方、増大させない生き方について、自分の体験談+クライアントさんにお伝えしていることをお伝えします。

 

不安を持って生きよう

早速結論です。

不安を感じにくくするには、不安を増大させないためには、、

不安を減らすのをやめて、不安を持って生きちゃおう

ということです。

不安を減らすのをやめる。。

逆転の発想ですね。

自分の中にいる「不安ちゃん」。

ちなみに、不安”ちゃん”のように人のように扱ってあげると結構色々な気づきが出てきます。

この不安ちゃんとともに生きる。

うつなど他の感情もそうですが、「いなくなれ〜!」と思うとまとわりついてきて、「まぁいたければいてもいいよ」くらいにいるとあまり悪さしないものです。

不安ちゃんとともに生きる、共存する、いかがですか。

 

”不安ちゃん”の役割は?

これだけで納得できればいいのですが、そうは言っても、という人も多いと思います。

こんなことを考えてみましょう。

この”不安ちゃん”に役割があるとしたら、なんでしょうか?

不安ちゃんが何か役割があって来てくれたとしたら、、何のためにいるのでしょうか。

何を伝えているのでしょうか。何だと思いますか?

例えば、こんなことはどうでしょうか。

・危ない方向へ行かせない

不安があることで「それはやらないようにしよう」とか「そっちには行かないようにしよう」みたいに、安全な方向へ導いてくれている、ということです。

・安全安心に自分を守る

上記と連動しますが、危ない方向へ行かせずに、自分を守ってくれています。

もっと言えば「生存するために危ない方向を指し示してくれている」、とも言えなくはないでしょうか。

危険を察知する力ですね。

 

いかがでしょうか。

こうして役割を考えると、不安ちゃんもあぁいてくれてありがたいな、と少し思えたりしませんか。

 

喜怒哀楽 怖悔淋妬

「喜怒哀楽 怖悔淋妬」

後半部分、こんな言葉聞いたことないですよね。ぼくが作りました。

つまり、恐怖、後悔、淋しい、嫉妬、みたいな気持ちです。

ぼくはこう言ったネガティブ的な気持ちに、人生を幸せに生きるヒントがあると思っています。

人間は生きていく以上、このようなネガティブ的な気持ちは消えません。

ゼロにはなりません。

だったら、それを消そうとするよりも上手く付き合っていく。

あるのが当たり前だと思って、そんな自分の感情を味わう。

ちなみにぼくは、「楽しいのが幸せ」みたいに思っていましたが、今は、楽しいから幸せみたいには思わなくなってきました。やっぱ楽しいだけじゃないですもんね。ネガティブな気持ちも含めて全て含めて幸せの一部だなと思っています。色々あるのも含めて「今がぴったり幸せ」。そう思えるようになってから人生がとても楽になり、幸せ度もアップしました。

 

まとめ&YouTube

「不安を減らすのでなく、不安とともに生きる」

いかがでしょうか。よかったら取り入れてみてはいかがですか。

 

YouTubeでもこの内容のことをお伝えしています。映像でも見るとさらにすっと入ってきたりするのでよかったらご覧ください。

 

 

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